ある漫画の表紙にADHDは天才の証と書かれていてADHDに興味を持った話
僕は睡眠障害で心療内科に通っていたとき、ADHDという発達障害の疑いをかけられたことがある。
そのときに貰った本がこれだ。
当時は本を読んでられるほど余裕が無かったので棚にしまっていたが、テレビを設置したときの大掃除でガラクタの山から発掘したので読んでみた。堅苦しい本かと思いきや、漫画なので非常に読みやすくギャグ要素も強めだ。
ちなみにテレビを設置した成り行きについてはこちらの記事を参照していただきたい。
NHKと戦ったときの話だ。
本によるとADHDとは Attention Deficit Hyperactivity Disorder (注意欠陥・多動性障害)の略らしい。非常に強そうな名前である。
AD(注意欠陥)の症状
・話が聞けない
・集中できない
・先延ばしにしてしまう
・記憶できない
H(多動・衝動)の症状
・しゃべりすぎてしまう
・モジモジする
・じっとしていられない
これの頭文字をとって「はしさき」、「しゃもじ」と紹介されていた。
覚え方はこうだ。
A あ〜
D だる〜い
H はわわわわ…!
これによりパニック、依存、失敗などが起こりやすくなるそうだ。この本ではその二次災害的な症状を避けるために対策や心持ちも紹介されている。
例えばこんな感じに
なんとまあ驚くことにADHDのある大学生が卒業できる人は5%らしいが、もし自分がそうだったとしても悲観する必要はない。パラメータが発想力に全振りなので作家などのクリエイティヴな職業で活躍されている人が数多くいるそうだ。その他にも向いている職業がいくつも紹介されている。
・・・ちょっと待て。
このADの症状、結構多くの怠惰な大学生に当てはまるのではないだろうか。
これを大学生風に翻訳すると
1「講義を聞かないでスマホをいじっている」
2「レポートを溜め込む」
3「課題に修正項目が多く再提出サインがつく」
4「再提出するもさらに修正を求められる」
5「講義中、課題中はおろか試験前日に勉強もせずついソシャゲをしてしまう」
6「試験勉強は一夜漬け」
7「勉強が続かない」
8「レポートの提出忘れやプレゼンの準備不足」
9「学費の納入忘れなどのタスクを忘れて催促の電話がよくかかってくる」
これはまさに留年する前の僕ではないか。
そういえば、小学生の頃からちょっとした忘れ物や遅刻が多くて 怒られていた気がする。書きながら、中2までおねしょをしていて親を困らせていたことを思い出してなんとも言えない気持ちになった。
医師に聞いてみたが、診断は難しく特定の病院でしか行っていないらしい。
見えない病気なので日本では理解が得られることは少ないし、怠け者扱いされてしまう。僕はADHDがあるかないかわからないけれど、この本に書いてあった工夫を生活に取り入れていきたいと思う。
でも程度が軽ければ気にする必要はないと思う。
ぶっちゃけ僕の周りの留年生なんてみんなこんなもんだ。
ちゃんとした診断がなくとも一応薬の処方はできるそうなので、もし世の中があまりにも生きづらいと思ったら病院で相談してみるのも一つの手段かもしれない。
おまけのカバー下イラスト