日本酒の選び方が分からなかったのでdancyuを買ってみた話
僕は日本酒に対して偏見を持っている。
日本酒は意識高い人が飲むお酒だと思っている。飲みたくても自意識過剰すぎて居酒屋で頼めない。こいつ通ぶりやがってと思われるのが怖いのだ。
僕が外で日本酒を頼む時は日本酒の種類が多いことで有名なお店くらいである。そういうところでは、ほぼ100%店員が詳しいので
「店員さんのおすすめはありますか?」
「この料理に合うのはどれですかね?」
と聞く。特に二つ目の聞き文句を使う時には最初にビールと料理を頼んでおけばスムーズに注文することができる。
実際、店員は何も考えずにメニューから適当に高そうなお酒を僕に勧めているだけかもしれない。
ちなみにこの種の偏見をスタバにも抱えていたために、僕がスタバ童貞を捨てたのは23歳になってからだった。
そんな僕の複雑な気持ちとは裏腹にその感情は突然やってくる。
・・・日本酒が飲みたい!!!
日本酒飲みたいけど、選び方が分かりません。僕も通ぶりたいです。
— Nem (@nemnemlog) 2018年2月12日
日本酒に対する知識はまったくないけれど、昼間から電車で飲んでいる人を見たことがあるのでワンカップ◯関はなんとなく格下な感じがして余程のことがない限り買わないことにしている。
僕は飲みたい気持ちをぐっとこらえて喉の渇きを潤す何かを買うべくコンビニに入ると
あるじゃないか、僕の気持ちを代弁してくれている雑誌が。
いまさらですが
何を飲めばいいんですか?
僕は迷わず手にとってレジに向かった。インパクトがありすぎて飲み物を買うのを忘れた。
さっそく目的の特集を読んでみると、
なんか変なキャラが説明してくれてる。
それはさておき、記事の内容をまとめると選び方は4つ。
・「東」の酒は、すっきり、綺麗。
・「西」の酒は、濃醇、ふくよか。
・「海」の酒にはシンプルつまみ。
・「山」の酒には手をかけた肴を。
ということらしい。
まずはメニューやラベルを見て産地チェックをすべし。
東では酒の造り手が雑味がないように、西では味がのるように作っているそうだ。海の近くで作られた日本酒には魚介系のシンプルなつまみを合わせ、山の近くで作られた日本酒には肉料理などしっかりと味付けがされた料理を合わせると良いらしい。
雑誌にはさらに詳しい銘柄や料理などが載っている。
しかし僕はドン引きされるくらいに地理に弱いので、住所を見ただけで海沿いか山沿いかわからない。やっぱり店員に任せることにする。
その他の記事では酒のグラスの選び方(材質や形状、厚みなど)とか、麹や米、酵母といった原料や造り方へのこだわりなどが熱く語られていた。
間違いない。これ一冊読めば通ぶれるどころか、日本酒通そのものになれる。
2つ目の特集はカニコロだった。カニコロがカニクリームコロッケの通称だということを知らなかったので目新しいワードに少々面食らった。
僕は割とふくよかで魅力的な方なので、飯を食ったばかりなのにお腹が空いてしまった。
この言い回しについては下記の記事の応用だ。
なにやらカニコロにもお酒との合わせかたがあるらしい。奥が深すぎる。
日本酒が飲みたくなったらこの本を鞄に入れて出かけよう。日本酒好きな友達との話題の種になるかもしれない。
追伸
まず僕は本気のスパークリングがどれくらい本気なのか知りたい。