疲労困憊してクッションマッサージャーを買った時の話
僕は座りっぱなしのバイトをしていたことがある。
楽じゃん、と思うのは最初だけ。終業間際には腰が悲鳴を上げていた。
そんな腰へのダメージが蓄積続けたある日、僕は耐えきれなくなって一日中マッサージ屋の評判を検索していた。
何しろ体を触られるのが嫌で今までマッサージ童貞だったのだ。慎重になるのは無理もない。えっちなサービスに勧誘されようものなら泣いて逃げ出してしまうだろう。
そんなことを考えていた。
ところがあることに気がつく。
あれ?
マッサージ一回分の金額でマッサージャー買えるじゃん。
バイトまで時間がない。僕は一番近くの電気屋に走った。
お金に困っていた僕は迷わず一番安いマッサージを買い帰宅した。
買ったものはこれ。
オムロン マッサージクッション ブラウン HM-341-BW
- 出版社/メーカー: オムロン(OMRON)
- 発売日: 2012/04/10
- メディア: ホーム&キッチン
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログを見る
気がつかなかったが、ヒーター機能まで付いている。早速スイッチをつけた。
ウィーンウィーンウィーン
なにこれめっちゃいやらしい。
いやらしいのは置いといて疲れ切っていた僕は死ぬほど気持ちよかったのを覚えている。
横になって尻に当てるとえもいわれぬ心地よさだった。尻ってこんなに凝るのか。
ふわふわとした気分でバイトに行き、帰ってきてからもずっとマッサージャーくんに揉まれ続けていた。
何故か15分で電源が切れるので切れては入れ直しを繰り返していた。
その翌日、僕は殴られたかのように全身ボコボコの痣だらけなっていた。
幸いその日にバイトはなかったものの、座るのも辛いという本末転倒な結果となった。
一瞬、寝ている間に誰かに襲われたのかと思ったが、いわゆる揉み返しというものらしい。マッサージ初心者の僕は知らなかったのだが、プロのマッサージ屋に行っても翌日痣が出来て痛くなることもあるらしい。
理解した。
それを避けるために15分で電源が切れていたのか。
翌日はさすがに痣が痛すぎて使うことはできなかったが、正しく使えば素晴らしい快適さを得ることができるので今でも定期的に使用している。
別に電気屋行けばマッサージ出来るじゃん、と思ったら大間違いだ。僕のように尻など気持ちいい場所を見つけるともっと快適に使うことができる。しかも自宅でのんびり作業を行いながらだ。
調べて見たところ、同じ商品はAmazonの方が安かった。
このクッションマッサージャーは自分で場所を変えればどこでも使えるが、どうしても首だけは使いにくいので、僕は同シリーズのネックマッサージャーを狙っている。
このマッサージャーは僕が痔になったのとは一切関係がありません。